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なぜクラウドサーバーの使用は、最適な翻訳作業の鍵を握るのか

翻訳にクラウドサーバーを利用する

翻訳にクラウドサーバーを利用して、グローバルなビジネスを大きく飛躍させる。クラウドベースの翻訳が実現する機能とメリットをすべて理解する。

翻訳プロセスを、クラウドサーバーに移行させることをお考えですか?そのような試みはグローバルな市場において、急速に顕著になっているトレンドにまさに合致しています。世界のIT業界をリードする識者の大多数は、2025年までにあらゆる作業の95%がクラウドに移行するだろうと予想しています。

このような変化を念頭に置き、クラウドベースのテクノロジーをさらに深く理解し、翻訳にとって何を意味するのかを、よりよく理解していきたいと思います。この認識に基づき、本ガイドでは以下の項目を説明させていただきます。

  • クラウドサーバーとは?
  • クラウドサーバーと、物理(専用)サーバーの違いとは?
  • クラウドサーバーのメリットとは?
  • クラウドをベースにした翻訳作業のプロセスとは?
  • クラウドベースの翻訳ツールの機能とは?
  • クラウドベースの翻訳ツールのアドバンテージ。

クラウドサーバーとは?

クラウドサーバーとは、物理サーバーではなく仮想サーバーの総称です。クラウドサーバーでは、インターネット経由でコンピューターに接続。そこでプラットフォームの構築、管理、データやソフトウェアなどの提供がなされています。これらすべての機能を可能にするのが、プラットフォームの「仮想化」です。「仮想化」のプロセスは、デジタル上の「仮想コンピューター」、つまり仮想マシンの構築を可能にします。この仮想コンピューターは、独自のハードウェアを備えた物理コンピューターと同じように動作します。

クラウドサーバーを使用すると、クライアントデータやその他のリソースが、様々な場所にある複数のデバイスに分散され、リモートでアクセスすることが可能になります。これらのデバイスは個々のユーザーには表示されませんが、利用可能な単一のインターフェイスを介してアクセスすることができます。

サービスとしてのソフトウェア(SaaS)は、クラウドサービスの典型的な例です。クラウドを利用する場合、デバイスにアプリケーションをインストールする必要はありません。しかしインターネットに接続していれば、アプリケーションを自由に使用できます。Gmail、Slack、Salesforceなどは、その好例です。

3種類の主なクラウド

クラウドサーバーは、様々な方法で実装することができます。そのタイプは主に3種類に分けられます。

  • パブリッククラウド。このシステム構成では、サードパーティのプロバイダーが、サーバーやその他のインフラストラクチャーを所有・管理。カスタマーに対して、オンデマンドでのコンピューティングサービスへのアクセスを提供します。各テナントが一定の居住空間を確保しながら、電気などを利用できるようになっている、集合住宅をイメージしてください。
  • プライベートクラウド。このシステム構成では、企業が独自にクラウドサーバーを確保。管理や保守を継続的に行っていきます。パブリッククラウドと異なり、これらのサーバーリソースは、他の組織と共有されません。ただしリソースはクラウド内にあるため、従業員は会社のイントラネットやVPNを介して、リモートでアクセスすることができます。同じく住宅に例えるなら、プライベートクラウドとは一人のテナントが自分の条件合わせて適切な家具を配置できる、一軒家のようなイメージです。
  • ハイブリッドクラウド。パブリッククラウドとプライベートクラウドは、業務用のクラウドサーバーとオフサイトのクラウドサーバーを組み合わせる形で、連携させることができます。この方法では、より良好なパフォーマンス、管理、柔軟性、およびセキュリティを確保するために、コストを抑えながら環境をカスタマイズできる可能性が生まれます。

2021年のクラウドサービスプロバイダーの上位3社は、Amazon Web Services、Microsoft Azure、そしてGoogleCloudです。

クラウドサーバーと、物理(専用)サーバーの違いとは?

専用サーバーは、仮想化テクノロジーを使用しません。コンピューターやストレージで使用されるすべてのリソースは、物理サーバーのハードウェアとインフラストラクチャーに準拠しています。例えばあなたが使用しているノートパソコンや、デスクトップをイメージしてみてください。これらの機器は私的使用を目的としたもので、通常の場合は、業務上の特定の目標を満たすように構成されています。所有者のあなたには、システム全体にアクセスできる特別な権利が与えられているのが一般的です。そのため自由にソフトウェアにアクセスしたり、インストールしたり、セットアップすることができます。

専用サーバーも、物理的な制約のあるリソースです。コンピューティング機能とストレージ機能は固定されており、サーバーのハードウェア仕様に大きく依存しています。このような制約は、クラウドサーバーが高い拡張性を誇るのとは対照的です。別の相違点としては、サーバーの設置場所が挙げられます。通常、専用サーバーは単一のデータセンターに設置されますが、クラウドサーバーは複数のデータセンターに分散設置することができます。

専用サーバーは、主に規模の大きな企業や組織で使用されています。ただし専用サーバーの場合は、非常に高いレベルでのデータセキュリティの確保、あるいは容量の大きなサーバーを常に安定して運用できるチームが必要になります。一方、中小企業はクラウドサーバーの柔軟性を活用することで、より多くの恩恵を受けることができます。

クラウドサーバーのメリットとは?

クラウドサーバーとは何か。この点については、十分にご理解いただけたかと思います。ここからはさらに一歩進んで、クラウドサーバーを使用するメリットについて考えてみましょう。

いつでもどこでも、必要な時に必要な場所からアクセス可能

アプリケーションとファイルはクラウド上にあるため、チームのメンバーはインターネットに接続している限り、どこからでもアクセスできます。このような機能は絶対に必要なわけでありませんが、リモートで作業を行う場合外出先で作業を行う場合に大きなメリットをもたらします。また、ノートパソコンが盗まれたり、パソコンがウイルスに感染したりした場合にも、非常に有効な対策手段となります。クラウドにデータが保存されている限り、会社のデータが失われることはないからです。シングルサインオンや2段階認証などのセキュリティ機能を使用している場合には、さらに安心感して利用することができます。

専用サーバーでは、作業時間にも制約が生じます。サーバーのメンテナンスやアップグレードが行われている間はダウンタイムが発生するため、チームの生産性が低下する危険性があります。クラウドサーバーの場合は、そのような問題は一切発生しません。チームがプラットフォームを使用している間でさえ、システムは自動的にアップグレードされるからです。

共同作業の成果を一箇所に集約

クラウドサーバーの場合は、すべてのファイルとデータが同じ場所に保存されているため、他のユーザーと簡単に共同作業を行ったり、成果を共有することができます。チームのメンバーは、ドキュメントとアプリケーションをリアルタイムで編集したり更新することができるため、最新バージョンのデータに確実、かつ継続的にアクセスすることが可能になります。Googleドキュメントを使用したタスクは、リアルタイムの共同作業の好例になっています。

信頼性

クラウドでは、ウェブサイトは複数のサーバー(コンピューターなど)で管理されます。仮に一つのハードウェアがダウンしても、他のコンピューターがすぐに対応するので、ウェブサイトを稼働させ続けることができます。このためクラウドコンピューティングは、単一のサーバーでシステムを構成をした場合よりも、高い信頼性を確保できます。単一サーバーはシステム障害が起きた場合、即座に停止する危険性があるからです。致命的なデータ消失、あるいは復旧を待っている間に貴重な作業時間を無駄にしてしまうケースを避けたい。これは誰もが希望される条件でしょう。

拡張性

クラウドベースの環境では、ビジネスの用途に応じてデータ要件を拡大したり縮小することができます。

特に月額のサブスクリプションにお申し込みいただくと、データ要件の調整を迅速に行うことができます。またクラウドでシステムを構成すれば、実際にお使いになるサービスにだけ、予算を投入できるようにもなります。

たしかに専用サーバーでも拡張性を実現することはできますが、コストと時間がかかり、多くの場合は複雑な作業プロセスも必要になります。

時間と費用を節約

専用サーバーでは、自分たちが責任を持ってサーバーの監視と管理を行っていくことが重要になります。また専用サーバーの場合は、システムを維持・管理していくために、より多くのITリソースが必要となる場合があります。

一方、クラウドプラットフォームの場合は、時間のかかるソフトウェアのインストールや、メンテナンス作業は必要ありません。サーバーの維持・管理は、仮想オペレーティングシステムを担当するクラウドプロバイダーによって、完全に管轄されるからです。こうして節約された時間と費用は、他のビジネスニーズを満たすために活用することができます。

クラウドをベースにした翻訳作業のプロセスとは?

簡単に述べるなら、クラウドベースの翻訳作業とは、ウェブインターフェイスを使用して、インターネット上でドキュメントを翻訳するプロセスです。すべてのマテリアルが共通の場所にあるため、インターネットに接続している限り、いつでもどこからでもマテリアルにアクセスできます。

ワークフローの観点から述べれば、ウェブポータルを使用すると、すべてのファイルとプロジェクトを、中核となる拠点から一元的にアップロード、追跡、管理することが可能になります。このような方法は、電子メールで翻訳を管理する従来の方法(例えば翻訳をリクエストしたり、ファイルを送受信する方法)とは対照的です。

クラウドベースのソリューションでは、翻訳者や編集者が翻訳メモリデータベースなどのリアルタイムツールを使用しながら、作業内容を更新することも可能になります。物理サーバーベースのシステムで翻訳を行う場合は、各工程(翻訳、校正、編集)が終わる度に、翻訳メモリをマニュアルで更新しなければなりません。この点において、クラウドベースの作業プロセスは根本的に異なります。

クラウドベースの翻訳ツールの機能

これらのツールは、翻訳された出力の品質を向上させるだけでなく、ワークフローとチームの共同作業全体の効率を向上させるために設計された、様々な機能を備えています。

翻訳メモリと用語集による、一貫性と効率性の向上

翻訳メモリは、テキストの文字列と翻訳を組み合わせたデータベースです。翻訳メモリを使用すると、翻訳者が似たようなコンテンツを繰り返し翻訳するような、無駄な作業を回避できます。この結果、作業時間の無駄がなくなるだけでなく、最も重要となる製品(ウェブサイト、ドキュメント)の一貫性も確保されます。

関連して述べれば、用語集があることで、翻訳者や編集者は与えられたタスクで使用しなければならない固有の用語を理解することができます。これは業界特有の専門用語や製品名を翻訳する際に役立ちます。翻訳が異なる担当者によって行われたり、社内の様々なチームによって翻訳の依頼がなされた場合でも、心配の必要はありません。確立された用語集を基準にすれば、誰もが単語の正しい定義や使い方を把握することができます。

鍵を握るのはコンテキスト

一般的にクラウドベースの翻訳ツールでは、プレビュー画面が表示されます。翻訳者は、翻訳されたテキストが、どの場所に、そしてどのように表示されるのかを確認できるので、コンテキストをより正確に把握しながら作業を進めていくことができます。

単語や文章が実際に使用されている状況を確認できれば、正確な翻訳を提供する作業は、はるかに容易になります。文章の情報を調べるのに時間を費やす代わりに、翻訳者はアプリのボタンやメニューを操作する際のように、特定の状況と利用可能なスペースの両方に適合する正しい翻訳を簡単に提供することができます。

適切なユーザー管理機能が、プロジェクトマネージャーに安心できる作業環境を提供

デザイナーから翻訳者、校正者に至るまで、チーム内の多くの人々がツールにアクセスしなければならない場合があります。しかし各スタッフは役割も異なれば、権限も異なります。承認されていない操作を行ったり、致命的なミスが起きるリスクを最小限に抑えるためには、適切なアクセスレベルとジョブを、適切なユーザーに割り当てることが重要になります。これを行うことにより、翻訳プロジェクトを正しく進めていけるようになります。

他のクラウドベースツールとの統合

クラウドベースの翻訳ツールを使用すると、ローカライゼーションプロセスを、社内チームのスタッフ(システム開発、マーケティング担当、販売担当など)が使用するシステムやツールと、シームレスに統合することもできます。この種のツールには、次のようなものが含まれます。

  • クラウドストレージ用のDropbox、あるいは MicrosoftOneDrive。
  • ウェブサイトコンテンツ用のWordPressとHubSpot。
  • ファイルリポジトリ用のGitHub。

チームの快適なコラボレーションを実現

オンラインの共同作業ツールとデジタルワークプレイスを使用すれば、生産性は最大30%向上します。クラウドベースのプラットフォームを使用すれば、チームのメンバーはリアルタイムに、しかも適切なシチュエーションでコメントを残したり、質問したり、回答することが容易にできるようになります。延々と続くメールを読み返しながら、必要な情報を探していく。こんな経験をしたことは、誰にでもあるのではないでしょうか?

クラウドベースの翻訳ツールがもたらすアドバンテージ

クラウドサーバーのメリットと翻訳管理システムの一般的な機能を組み合わせることで、ローカライゼーションプロセスの可能性は大きく広がります。主なメリットとしては、次のような要素が挙げられます。

  • 簡単に実装。クラウドベースのツールはすぐに使用できるだけでなく、ワークフローをカスタマイズできるため、ローカライゼーションのプロセスを即座に開始することができます。
  • 簡単にアクセス。どのコンピューターからでも、プラットフォームに簡単にアクセスできます。必要なのはインターネット接続だけです。
  • セキュリティの強化。複数のサーバーを利用するため、システム障害が発生した場合にも、データ消失のリスクを最小化することができます。
  • 柔軟性。クラウドベースのサーバーを使えば、拡張性を担保しながら、翻訳とビジネスのニーズに対応することができます。
  • コスト削減。複雑で費用のかかる社内インフラストラクチャーの構築やメンテナンスに、投資をする必要はもうありません。クラウドベースの翻訳ツールなら、プロバイダーがすべてを管理します。

クラウドに移行して、さらに大きな飛躍を目指しませんか?

過去10年間、ビジネスのデジタル化は一気に進みました。翻訳作業も例外ではありません。このような傾向が世界的に強まっていることを踏まえた場合、グローバルなマーケットでビジネスを躍進させるために、翻訳プロセスにも最新のツールが必要とされているのは明らかです。ただし、クラウドベースの翻訳ツールを導入するのは、大きな飛躍の第一歩に過ぎません。

グローバルにビジネスを躍進させるべく、翻訳作業についてさらに学び、正しい決定を下していけるようにする。この目的を実現するために、以下のコンテンツをご覧になることをお勧めします。

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